榊原裕希のブログ

お尻を使うって何ですか?

おはようございます。

よく股関節を使って〜とか、お尻を使ってなどという言葉をトレーニング中などに聞きます。それってどういった意味なのか考えて行きたいと思います。

お尻に効かせる=お尻を使う?

トレーニングをしている人なら「〜に効かせましょう!」なんて言葉をよく聞くと思います。いわゆるパンプアップさせることを指す場合が多いようですが、この「効く」という意味は相手によって感じ方が違います。
フィットネスクラブで、初回の案内時にチェストプレスという、胸をトレーニングするマシンを案内することが多いですが、その時に「胸に効いてますか?」なんてことを聞きますが、本当に初めての方だと効くってなんだ?ってなります。
「効く」というのがどういったことを指すのか、ストレッチ感のことなのか、パンプ感のことなのか確認する必要もあります。特に、初回においては挙上スピードはスローリフティングさせることが多いので、パンプ感だと思われると、腕に効いてますとなることが多いで、胸に焦点を合わせるのならストレッチ感を聞く方がわかりやすくなります。

お尻の話に戻しますが、動作としてお尻を使うのか、パンプアップさせるためにお尻に効かせるのかでは、方法は違くなり声かけも違ってきます。ケツの筋肉にだけ効かせるのでしたら、そういったトレーニングをさせてパンプ感を出した方が目的に合いますが、動作の中でお尻を使うとなると、動作全体を改善させる必要があります。

お尻を使うことが前提でなく、結果としてお尻を使う

よく言われるのが、人は一つの事しか考えられないと言われます。同時に複数を考えることができないのです。スポーツ中などは考えているというより、咄嗟の状況判断をいくつも繰り返えしています。早い展開中に、同時に2つも3つも考えていたら、判断が遅くなります。動作もぎこちなくなり、スムースにいかなくなります。あので、動作を改善する場合、〜を使って〜するとなると、2つ同時に考えなければならないので、動きがスムースにいかなくなります。まずは、その動作のイメージをしっかりと確認して、リズムを作る方が動作改善としてはよくなります。動作が改善した結果、お尻を使うとなった方が良い場合もあります。あえて、お尻を使うエクササイズから入ってお尻の動員を〜なんて方法もありまずが、少し遠回りになる場合もあります。

お尻を使うことが目的なのか
動作をした結果お尻を使ったのか

は意味合いが違って行きますね。

その辺りは、目的や目標によって異なるので、一概にどちらが良いとは言えませんが、方法論だけに囚われてしまうと、何のために行うのか見えなくなってしまいますね。

榊原裕希

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