足の甲が痛いんです。②
おはようございます。
前回の記事の続きになります。
前回、痛みの原因で靴の可能性をお伝えしたお客様が来られ、前回からどうなったのかを教えて頂きました。痛みは減ったそうですが、色々と話を聴いていくと、他にも原因があるように感じました。
前回から痛みの変化
前回、家の中で履く靴が足の甲に当たっている可能性をお伝えしたら、早速靴を買いなおしたとのことでした。実際に靴を変えて痛みが減少したそうでしたが、まだ歩く際に痛みが走ることがあるとのことでした。
そうなってくると、靴だけが原因とは考えにくくなります。特に歩くと痛みが出るとのことでしたので、歩き方にも問題があるように感じました。
良くある運動教室での一コマ
高齢者の方を対象にした運動教室などがありますが、その中でウォーキングエクササイズの指導を行うことがあります。その際に、「踵から着いてつま先で蹴りましょう」とアドバイスをされることが多くあります。間違ってはいないですが、そのアドバイスをすることにとり、過度に踵から着こうとしたり、つま先で蹴ろうとしていまします。自然に歩けばそんな事にはならないのですが、意識的に行う事で不自然になってしまうことがあります。踵を着こうと意識をすると足の背屈(わかりやすく言うと足首を曲げる)を強く行うようになります。そうなると、背屈に関わる筋肉が異常に酷使されます。なので、その筋肉や腱などが過度に使われすぎて、痛みが出る場合もあります。
痛みが出ている部分と、背屈に関わる筋肉の腱が一致しています。
実際に歩き方を変えると
運動教室の歩き方はあくまでもエクササイズなので、普段の歩行とは少し意味合いが変わってくるように感じます。歩行は重心を前に移動して頂くことなので、前に移動するイメージをつけて頂いたら、歩いていても足の甲に痛みは出なくなりました。
ウォーキングエクササイズの本などに載っている通りに真面目に行い過ぎてしまうと、返って身体に負担のかかる場合もあるように感じます。
何事も好い加減に行うことも大切なのかもしれませんね。
榊原裕希