榊原裕希のブログ

柔らかい筋肉と硬い筋肉はどちらが良いですか?

こんにちは。

お客様から、

「筋トレをしたら筋肉が硬くなるんでしょ?」

なんて言うことを聞きます。

本当に筋トレをすると硬い筋肉になるのでしょうか?

果たして、硬い筋肉だとダメで柔らかければ良いのか考えていきたいと思います。

筋肉のタイプは大きく2種類ある

聞いたことがあるかもしれませんが、筋肉には大きく2つの特徴を持った繊維があります。

・速筋線維
・遅筋線維

と分けることが出来るといいます。(間の性質を持ったいわゆるピンク筋なんてのもあります。)

性質としては

速筋線維→速い、疲れやすい、大きな力が出せる
遅筋線維→遅い、疲れにくい、大きな力が出しにくい

と言われています。

どっちの筋肉が柔らかいの?

いわゆる速筋線維の方が、性質上遅筋線維に比べ柔らかいはずです。

大きな力を出すには、その分弾力が必要となります。
なので、線維で言ったら速筋線維の方が柔らかいと考えられます。

長距離選手と短距離選手の体格の違いを見ていただければわかる通り、長く走る長距離選手の方は細く強い筋肉が、短距離選手は太く強い筋肉がついています。

筋肉が硬くなるってどうなっているのか?

筋肉が硬くなっているときは、意識的に力を入れているか、凝り固まって硬くなっていることがあります。特に、凝り固まっている方は力を抜くことができないことが多く、筋肉が硬いので大きな力を発揮しにくくなります。

筋肉は、加齢や使っていないと粘弾性が徐々に失われていき、筋肉の量も徐々に減っていきます。運動をしている人と、運動をしていない人では、筋肉の硬さが違うのは一目瞭然です。

特に、加齢と共に失われやすい性質が速筋線維の持つ性質で、加齢と共に早く動けなくなる要因の一つだと考えます。

では筋トレすれば良いのか?

いわゆる筋トレをすることでも、筋肉の粘弾性は戻ってきますが、ただ単純に筋トレをすれば良いかと言うとそうではなく、身体が今どのような状態にあるのをしっかりと考えなくてはなりません。

硬い筋肉が嫌だと思う方は、

・意識的に筋肉に力を入れて硬くなっているのか?
・凝り固まって硬くなっているのか?

この違いが混合していると考える事もできます。

意識的に力を入れて硬くなっている場合でしたら、入れることができれば、抜けば柔らかくなりますが、凝り固まって硬くなっている場合には、まずは筋肉を良い状態に戻す必要があります。

刺激方法は一つではありません。

いわゆる筋トレの方法だけでなく、個々の状態や目的に合わせた行い方で、筋肉に刺激を与える事も必要になってきます。

なので、意識的に力を入れて硬くする事もでき抜く事もできる、凝り固まっていない筋肉の状態が理想なのではないかと考えます。

その為には、気持ちよく身体を動かす事もして頂きますが、時にはツライ事もして頂き、色々な刺激を筋肉に与えていきます。

柔らかい筋肉にするためには、頭も柔らかくなければいけませんね〜

 

 

榊原裕希

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