立ち上がり方が変われば痛みも軽減!
こんにちは。
先日、股関節が痛く椅子から立ち上がるだけでも、痛みが出てしまう方のご相談にのりました。
痛みが出る様な立ち上がる動作をしていたので、立ち上がり方を少し工夫したら痛みがなく立つ事ができました。
〜の筋力が足らない、〜筋が弱いと言う発想が多いと思いますが、なぜ弱まってしまったのか?偏った使い方をしているのではないかという発想も時には必要な様に感じます。
立ち上がる動作で膝や股関節が痛い
股関節や膝が痛い方で多いのが、椅子から立ち上がる際に痛みがあると言うことをよく聞きます。
痛み方や場所にもよりますが、痛みが出る様に立ち上がっている可能性があると考えます。
無理やり筋力に頼り過ぎた立ち方をしていると、太ももの前がとても張ってきます。もしくは、太ももの外側が妙に盛り上がってくる方が多いと感じます。
椅子からの立ち上がり動作で大事なことの一つに、重心移動があります。それをうまく使って頂くと、楽に立つ事ができると考えます。
どこに重心を持っていくの?
簡単に言うと
前に行くイメージで立ち上がって頂く
と楽に立つ事ができます。
極端ですがこんなイメージ
余談ですが・・・
椅子に座っている人の、肩を前からでも後ろからでも良いので抑えてください。(その際に身体が前に行かない様に抑えます。)
その状態で立って頂くと、立つことができません。
これでもわかる通り、意識としては前に移動をするイメージが大切になってきます。
上に立つのではどうなのか?
立ち方のイメージを聞いていると、上に立つ意識を持っている方が多いと感じます。
上に立とうとすると、一旦膝を前に出して、膝を伸ばす力を多く使い立つことになります。そうなると、太ももの前の筋肉を過剰に使わなければならなくなります。
そうなると、ずっと前ももに力を入れ続けているので疲れに繋がったり、膝への負担が増え、痛みに繋がる場合が多くなります。
疲れない立ち方としては、
ある程度、最初に力を入れたら、あとは慣性で身体が立って行きます。ずっと力を入れ続けていると、疲れてしまい椅子から立つことだけでも、億劫になってしまいます。
椅子から立つ動作一つにしても、辛く痛みの出ることをしてしまうと、日常生活から身体を動かすことが嫌になってしまいます。
いかに楽に動くか、痛みの少ない、痛みの起こりにく動作をするのかも身体を変える際にはとても重要な事と考えます。
榊原裕希