筋トレは回数を増やしていけば良いんですよね?
おはようございます。
フィットネスクラブなどで聞かれる質問ですが、
「何回重さを挙げれば良いのですか?」
「挙げる回数をどんどん増やせば良いですよね?」
こんな質問を多く頂きます。
いわゆる教科書的な答え方でしたら、
8回できるぐらいの重さで3セットを目標に・・・
と言われますが、それについて考えていきたいと思います。
いわゆる教科書的な原理原則から
よく教科書的なに書いてある数字ですと
筋肥大は、最大重量の67〜85%を6〜12回を休息時間を30秒〜90秒で、3〜6セットを行うと言われています。
フィットネスクラブの初回に案内する回数であったり、フィットネスクラブのスタッフの方々が勧めるものは、これに近い設定が多いのではないでしょうか?
ここから考えると、回数を多く行うという事はどのようなことかと言うと、最大重量の80%は大体8回ぐらいできる重さと言われていますが、それが15回、20回、それ以上できるとなると、負荷としては軽くなるので、ここで言うところの、筋肥大の効果は望みにくいと言うことになります。
漸進性原則
物事には原理原則があり、その中に漸進性の原則があります。
トレーニングや運動を行っていけば、ある水準まで来ると伸びにくくなります。なので、徐々に負荷を上げていき刺激を変えるということです。
ここでいう負荷は、重さになりますので、最初に説明してもらった重さから徐々に上げて行く事が目的にあっているという事になります。
本当にそのトレーニングが必要なのか?
ここまで、一般的に言われている教科書的なもので説明させて頂きました。
ですが、トレーニングは目的や人によってそれぞれ違うものです。
一概に筋肉の数値だけで、筋トレしましょう!とは安易な考えなのかもしれません。
筋トレ=マシントレーニング、重りを使ったキツイトレーニング
こう言った図式が指導者を含めて頭の中にある事が多いと思います。
確かに、良い身体をしている人たちや、アスリートが行っているトレーニングはキツイものであったり、ハードなものが多くあります。環境も整っており、素晴らしい設備でトレーニングができている方々が多いと感じます。
では一般の人がそれを見て、そのまま行ったからと言って、結果が出るとは限りません。
こう言ったハードなトレーニングをしなくても身体を変える事はできます。
これも目的によりますが、気持ちよく身体を動かす、しっかりと筋ポンプを行えるように、筋肉に弾力を持たせるようなトレーニングを行っていくことでも身体は変わっていきます。
トレーニング=ハードな運動
ではなく
トレーニング=身体を整える運動
として捉える事もできると考えます。
そうすれば、キツくハードなトレーニングだけがトレーニングには、ならないはずです。
特に出張指導では、気持ちよく心地よく身体を動かして変わっていく事も心がけています。
榊原裕希