榊原裕希のブログ

ベーシックなトレーニングってどうなんですか?

おはようございます。

近年では、トレーニングも多様化し色々な情報が溢れています。
スポーツ動作に近いトレーニング?筋肉をでかくするトレーニング?様々な方法や理論で溢れています。個人的な考えを書いていきます。

ベーシックなトレーニングってどうなんですか?

これよく聞かれます。最新のトレーニングのトレンドなどを見ていると、競技動作を鍛えると言うことで、競技動作に負荷をかけてようなトレーニングもあります。確かに、それによって良い感覚が得られる場合もあります。個人競技で、感覚がとても重要になるような種目などは良いのかもしれません。ですが、対人競技の場合は、純粋な身体の強さが勝負を決する場合があります。そうなってくると、競技動作に負荷をかけるようなトレーニングでは、強度そのものが足らなくなってしまいます。そもそもトレーニングというのは、基礎体力の向上を目的としています。筋力なのか、持久力なのか、飛ぶ、投げる、走ると言った基本的な体力要素を伸ばすものです。いつからか、それが競技力の向上に直結すると勘違いされるようになりました。基礎体力の向上であるので、その部分でいえば向上しますし、そのスポーツに必要な体力要素を鍛えていきます。なので基本的なものは続けていく必要があります。継続的に漸進的に続けていくことによって、体力レベルが向上していきます。

ベーシックなトレーニングと聞くと、重りをただ担いで上げるだけという印象ですが、目的によってどのように行うのかが違ってきます。

ただトレーニング をすれば良いのか

ボデイビルのようにビルデイングが目的であれば、理想のシルエットになるように形成していきますが、スポーツの場合はそうはなりません。力を発揮することが目的となり、対人競技であれば、相手にあたり負けないパワーが必要になります。そういったトレーニングの結果良い身体ができてきます。肉付きのいい身体を目指すのと、競技特性に応じてトレーニングをするのでは、目的が違います。目的が違ってくると方法も違ってくるので、側から見てると同じようなトレーニングをしていても、ポイントが違ってきます。
それと指導する相手が集団なのか、個人なのかによっても内容が変わってきますし、競技をしている年齢やトレーニング経験の有無によっても内容が変わるべきです。理想を言えばキリがなくなりますが、どういったところで落とし所をつけるのかも大事な決断だと感じます。

どんな人が対象でどんな目的なのか様々です。ですが、目的に向かってシンプルに考えると、複雑になりすぎないシンプルなトレーニング内容になっていくと感じます。

最近では部活動への指導も増えているので、こういった内容もお届けできたらと思います。

榊原裕希

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