榊原裕希のブログ

身体を良い状態にした後ってどうしたら良いですか?

おはようございます。

リハビリや調整系のトレーニングなどで、身体を良い状態に戻しましょうと良く聞きます。ですが、そこに固執し過ぎていても、受けている方は何も変わっていなかったり、よくなっている気がしない場合もあります。
実際では、リハビリや調整として行っていたことを実用的に使えるかと言うところが、難しいところだと感じます。スポーツ現場で言うところだと、トレーニングをするけど競技とどう繋げるかと言うところに近い気がします。

良い状態に戻すために?

身体を良い状態に戻せば、不調となっているものは軽減したり、改善していくと感じます。良い状態というのが、日常レベルの話なのか、趣味として運動を楽しめるレベルなのか、スポーツ現場に復帰レベルなのかで変わってきます。一般的な整形外科でのリハビリであれば、日常生活に支障がないところまで戻していきます。スポーツ現場までの復帰であれば、アスレティックリハビリテーションを行い競技復帰までのレベルになります。一番は難しいのが、運動が好きで怪我をして、運動が支障のないレベルにまで戻すという、一般の方に対するアプローチが難しいように感じます。一般の方なので、時間もそこまで取れない方が多く、働かれている環境の影響も大きいように感じます。そのような中で、どのように改善に向かっていくのかを考えるのかが、トレーナーの腕の見せ所です。
せっかくトレーニングに来ても、ご自身が納得できない内容だと効果も半減してしまいます。そう言ったところのすり合わせをしていくことも、効果を出す上でとても大事になります。

良い状態に戻した後は?

身体が日常レベルでは良い状態に戻っても、運動やトレーニング動作をすると違和感や、痛みが出る場合があります。そう言った場合は、動作の見直しも必要になります。
例えば、腰のリハビリなどで、ドローインやホローイング、ブレージングなどと言ったコアにアプローチするエクササイズを行っても、うまくスポーツ動作やトレーニング動作に活かされなかったり、活用できない場合もあります。よくあるのが、リハビリの内容をしっかりできているのに、トレーニングを行うとできなくなることです。原因としては、トレーニング動作自体に間違いがあり、安定するはずの部位が安定しなくなっている、動きの手順が間違っている、フォームの理解が違っていることが挙げられます。
スクワット動作で多いのが、股関節の外旋がうまく出ていなかったり、過度に胸を張りすぎたり、膝を出さないようにし過ぎてしまうことから、痛みにつながっていることも考えられます。
コアの使い方ができても、動作が不自然すぎた場合も痛みの原因になると考えられます。そう言った場合は動きの改善が必要になります。もしくは手順を見なすことが必要となります。

リハビリで行っていた感覚や使い方をトレーニングで活かすには、動きそのものの間違いや手順の見直すをすることで、リハビリで行っていた感覚や使い方もより活きていくように感じます。


そこをどうように繋げるのかもトレーナーの工夫が必要なところです。

榊原裕希

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