榊原裕希のブログ

教科書通りにやっても上手くいかない?

おはようございます。

教科書通りにやっているけど、上手くいかないことがあります。これはトレーニングにおいても、他のことにおいても経験がある人が多いと思います。私は、トレーニングを専門的に指導する機会が多いですが、教科書通りに行ってもうまくいかなかった事もあります。これは経験であったり、総合的に考えなければいけない事もあります。

うまくいかない原因?

教科書に書かれていることを、そのまま行ったのにうまくいかなかったです・・・ということを言われたことがあります。話を聞いていると、教科書の内容はしっかりと頭に入っているようでしたが、それをどう解釈して、目的に合わせて行くことが足りませんでした。例えば胸のトレーニングで、教科書通りのフォームでトレーニングを行なっていたけれども、胸に効く感じしないとなった場合、そもそも教科書の載っているフォームが、胸に効かせる行い方でなければその目的と変わってきます。それか、フォームは合っていても、ちょっとしたコツと言われる部分が違っていたり、その他にも注意しなければいけないポイントが沢山出てきます。教科書を丸暗記することは読めばできますが、実践することで、気づく事もあります。気付いても、なぜそうなるのかを考えるまでに至らなかったり、教科書に書いていることが繋がらなかったりすると、上手く目的に合わなくなります。実際に、実践している写真の説明だけを真似ても、上手くいかないのはこのためです。

実践しなくてはわからない事も・・・

では、教科書を丸暗記してから実践してみようとすると、膨大な量を記憶しなければいけなくなります。人は生物なので、教科書通りにいかないことは多々あります。となると、実践をしながら覚えていくということが必要になってきます。資格試験に合格することが目的であれば、そんなことはしなくもいいかもしれませんが、実際に実践をしたり指導するとなると、教科書を丸暗記だけでは足らなくなり、暗記して自分なりに解釈をし、実践した経験が必要となってきます。こんなことを言ったら途方もない話に聞こえますが、そんなに難しいことはなく、試したり試してもらったりするだけなのです。教科書からの情報は、文字からの情報のみとなりますが、現場での情報は、かなり多くの情報があります。そういったことに触れることでも、勉強になると感じています。先駆者の方には、このような膨大なことを、何年も継続して行なっている方もおり、そのような方のな話を聞くことは、とても大切になるように感じます。あくまで経験を話されているので、科学的証明は?根拠は?と言ったことが薄い場合もあります。あくまで経験談なので、それをどう解釈して使うのかは、受取手次第になります。学者の方でしたら、その経験談の科学的証明を取ることが仕事なので、その証明に一所懸命に論文を書きます。現場から生まれたものが、科学的証明を得てまた現場に戻ってくるということの繰り返しとなります。そう言った過程を経て、知識や情報というものは深みを増していきます。現場とエビデンスとどちらが大事なのかと言われたら、どちらも大事だと思います。ただその人の置かれている立場によって、どちらかの傾向が強いことはあります。近年では、色々な経験談やエビデンスなどは、調べたら次々に出てきます。書いてあることを、聞いたことを鵜呑みにするだけでなく、自分なりに解釈して実践していくことが大切になってきます。

これはあくまで、私の立場での考えですが、立場が変われば見方も変わってきます。そういったことを含めて、日々勉強なのだと感じます。

榊原裕希

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