健康に良いものでも摂り過ぎれば・・・
おはようございます。
昔は、〇〇は健康に良いから食べなさい、なんて言われた記憶があると思いますが、最近のYouTubeなどのCMで、ダイエットに効くのはこの成分、みたいな広告が増えているように思います。あたかもその成分だけを食べていれば、全て済ませられるという風に捉えてしまってもおかしくない言い回しです。それに、適量を取れれば良いものを、過剰に摂取しても問題が起こらないかのに聞こえてもおかしくないように感じます。
結局は何を取れば良いの?
目的にもよりますが、何を取れば良いのかと良く聞かれます。もしそれが、ダイエットや身体を引き締める目的であるならば、生活の中での消費より、全体的に摂りすぎている可能性が高いと考えます。ただ、単純に食べる量を落とせば良いのか?というと、そういうことでもないように感じます。食べる量が減れば、身体も省エネにしようと動かさないようになることがあります。それであれば、まずは食べるもののバランスを見直し、程度に運動をすることで調整が測れるようになります。もしくは、身体の循環が悪い状態ですと、よく言われている消費エネルギーと摂取エネルギーの考え方では上手くいかないことがあります。なので、何を取れば良いのか?ということではなく、生活習慣全般の見直しをしていく必要があるように感じます。
よく聞くタンパク質を多く取ってください。
最近では、筋肉はとても大事だから、タンパク質をしっかりとって筋トレをしましょう、なんて聞きます。タンパク質が入っていれば、あたかも良いような謳い文句の商品もあります。実際は、このタンパク質をどう取るのかが、とても重要なように感じます。タンパク質を多く含む食材のイメージとしては、お肉のイメージではないでしょうか?もしくは、卵や牛乳ではないでしょうか。傾向として多いのが、お肉をたくさん食べようとする方が多いように感じます。お肉から多くタンパク質を取ろうとすると、脂質も多く入っているので、脂質の取りすぎになる可能性が高くなるように感じます。タンパク質を多くとってくださいと言われ、お肉を多く取るようにしたら、体重が急激に増えたなんてことも考えられますね。
それだったら、プロテインを取れば良いのでは?と考えられる方もいますが、確かにそうった意味ではプロテインは効率よくタンパク質を取れるサプリメントです。ですが、あくまでサプリメントなので、栄養補助食品ということを忘れないで頂きたいところです。
炭水化物は抜くべき?
タンパク質を多くとって、炭水化物を極端に減らすのが最近のダイエットの流行りのように感じますが、炭水化物はエネルギーになるものです。取り過ぎれば、余ってしまうかもしれませんが、ある程度取らないと身体が飢餓状態になり、脂肪だけでなく、筋肉も分解してエネルギーにしていきます。特別な場合を抜いては、基本的に炭水化物も取られた方が良いと考えます。ただ、ラーメンに何とか丼や、カップラーメンにお弁当のような生活の方でしたら、炭水化物は多く取られているので、減らした方が良いように感じます。
全体的に〇〇だけ取るというより、ご自身の生活にあった量とバランスを考えて食事を楽しんで頂きたいものです。健康に良いから、これだけ食べる、過剰に摂取するということですと、どこかにしわ寄せがくるので、大雑把でも良いので全体的に捉えて考えられると良いのではないでしょうか。
榊原裕希