あけましておめでとうございます。

コロナを中心とした生活に入り、３年が経とうとしています。長いようであっという間の３年間でした。そろそろコロナに対しての変換期となるように感じています。１年経った頃から、出口はもうすぐという謳い文句をメデイアは語っていましたが、コロナ自体はなくなることがなく、人がどう対応するかが全てだと感じています。見えないものに対して、完全に排除といったものはできないと感じているので、どう対応していくのかが問題かと感じています。個人的にはコロナというより、社会情勢との折り合いのように思います。

フィットネス業界も、コロナが落ち着きコロナ前の日常に戻ると、色々と変化が起こってくると感じています。総合型のフィットネスクラブが多かったのが、24時間フィットネスの出現や、コンビニフィットネスと言ったような様々な業態での出店が多くなってきました。様々な形のフィットネスクラブの出現でユーザーが分かれていっています。それぞれの持ち味を活かした取り組みをしていかないと、生き残れない世の中のように感じます。

その中で、パーソナルトレーナーという役割でどのように関わっていくのかが大事だと感じています。近年、健康情報も多くあり細分化された情報が出回っています。それ一つに特化して考えたらとても素晴らしいものに感じますが、全体像を見渡し、「木を見て森を見ず」にならないようにしなければいけません。専門分野に特化することは良いことですが、総合病院のように専門毎に別れ、分野毎に検査をしなければいけなくなり、患者の方がたらい回しになってしまうこともあります。昔の町医者のように、その人全体を見て運動指導をしていきたいと改めて感じた年となりました。

それでは本年も宜しくお願い申し上げます。

榊原裕希