難しいトレーニングって効果的?
おはようございます。
効果がありそうなトレーニングや、有名なスポーツ選手が行っているトレーニングって何か小難しいようなものが多いように思います。スポーツ選手が行っている場合でしたらそれでもいいですが、一般の方が同じように行っても同じ効果が出るのでしょうか疑問が残るところです。
筋肉や筋膜の流れを考える
最近でも、筋膜などについて書かれた本などがよく売れているそうですが、そういったことを考慮してトレーニングを載せている本の内容は、ほとんどが小難しいようなものが多いと感じます。特に、最新のトレーニングや流行に敏感な方には、目新しくとても効果的に見えます。実際に効果があるものも多いですが、本などを出版する場合だと、目に止まるものではなくてはいけません。目新しいものや、注目されるようなものがないと目に止まらなくなります。なのでそういったものを載せる必要もあります。ですが、理論をしっかりと考え直していくと、難しいものからシンプルなものへと変わっていくように感じます。人の身体という複雑なものを細分化して考えすぎると、再構築するのが難しくなります。一つにつながっていると考えることで、バランスをとっているように感じます。一つの考え方に囚われては様々なケースに対応できないように、物の見方を変えることも必要になることもあります。トレーニングと聞くと、辛くキツいイメージが先行しがちですが、そういったもの以外の発想も必要になってきます。逆に、シンプルにして効果も実感できるが、対象者からは達成感がないということもあります。イメージしていたものと違う、物足りないと言ったこともあります。どれを大切にするか、相手の性格、目的によって調節しなければならなくなります。
指導をする上で
トレーニングはこういった物と言った固定観念があると、トレーニングという言葉の幅が狭くなってしまいます。職人気質の方に多いのですが、どんどんとその事を追求していくあまり、思考が狭くなってしまいがちです。一つのものや事柄に執着しない選択肢が必要になると感じます。一つの考え方や行い方に執着してしまうと、それだけになってしまいます。要はどうしたいのか?というところが大切に感じます。方法論から入ってしまうと、方法を行うことを先行してしまって、何を目的とするのわからなくなってしまうケースもあります。専門家になるという事は、一つのことを追求していく方が多いですが、広い事柄から考えシンプルにしていくことも大切に感じます。
効果を出すためには、難しいことでなくてもシンプルなことでもいいと思いますが、その対象に合っているのか、続けられるのか、環境と合っているのかといった広い視点でも物事を考えられるようにならなければいけません。
榊原裕希