それって体幹トレーニング?
おはようございます。
最近でもよく体幹トレーニングというワードを目にすることがあります。体幹トレーニングとはなんなのか。いわゆる体幹トレーニングというものが必要か考えたいと思います。
体幹トレーニングって?
体幹トレーニングという言葉が流行り出したのは、多分サッカー日本代表の長友選手が行っており、抜群なパフォーマンスをしているところから注目された印象です。最初の頃の体幹トレーニンングといえば、「プランク」といった腕立て伏せの姿勢で肘をついたような状態で身体をキープしたり、「サイドプランク」のように横向きで行ったりというのが一般的な印象だったと思います。このいわゆる「体幹トレーニング」という言葉が流行り始めてから、上記のエクササイズを導入する部活動や、スポーツ選手も増えたように感じます。目的として安定した身体作りであったり、接触プレーがある場合には、あたり負けしない身体作りとして行われるように感じます。そもそも、本当にそれだけの効果があるのかというと、疑問が残るところがありますが、体幹トレーニングを行って身体が安定したという方もいるので、効果がないわけではないようですので、一種のきっかけ作りになる場合もあるようです。
そもそも体幹が強いって?
体幹トレーニングをする理由には多々ありますが、ブレない身体づくりだったり、当たり負けしない身体作りというところが多いように感じます。この辺りが弱いと体幹が弱いと思われるようです。走動作で見ていくと、左右にブレてしまっている場合や、姿勢が保てないことで体幹トレーニングを導入する場合が多いようです。実際にジュニアの陸上選手のご両親に、体幹が弱くて姿勢を保てないというご相談を受けた事もあります。
動作姿勢が悪い=体幹が弱い
こんなイメージの方が多いように思います。
そうなると、いわゆる体幹トレーニングだけでなく、その動作自体の改善もしていかなければなりません。
スポーツの為の基礎体力向上トレーニングとして考えるのでしたら、部位としてだけでなく、動作として考えてトレーニングする事も良いと思います。
体幹を強化したいと考える場合、いわゆる体幹トレーニングがきっかけ作りになる場合もあるが、その問題の動作自体の見直しや、スキル部分の見直しも必ず必要になってきます。
パフォーマンス前提から考えると、情報系とエネルギー系のどちらの刺激も不可欠になります。
体幹トレーニングという名前が一人歩きしていますが、要は選手や問題としているパフォーマンスが上がれば良いので、トレーニング名称はなんでも良い人もいるかもしれません。
特に認知度を上げる為にも、分かりやすいネーミングというのは必要不可欠なのかもしれませんね。
榊原裕希