正しい方法を教えてください。
おはようございます。
お客様から、「正しい方法を教えてください」と聞かれます。
「あの人はこう言ってたけど違う人はこう言ってた」
なんてことがよくあります。この正しい方法ってなんなのか、と言う事を考えていきたいと思います。
目的があって方法がある
フィットネスクラブだと、このマシンのトレーニングフォームはこのように使いますと言う説明があります。ですが、色々と調べると他の方法もあったり、その説明が間違っているのではと言う事にも出会います。どれが正解なのかと言われると、
どれも正解であり、その目的によって変わる
この目的というのが難しいところです。
フィットネスクラブの初回の案内というのは、器具の安全な使い方や、基本的な操作方法の説明となります。基本的には初心者を対象にしていて、いわゆる安全な使い方の説明となります。※その会社が安全と定めている器具の使い方を説明する内容になります。
細かい目的がある場合は、その方法は適切でない場合もあります。
実際にはそこが難しいとろで、現場のスタッフの方も頭を悩ます一因となります。
最近では情報を手にする手段がたくさんあり、情報過多になっていたり、有名な方が行っているからと言って、安易にその方法を信じ切ってしまうという事もあります。
目的と手段
目的にための手段とよく言いますが、手段で行っている事が目的になったりする場合もあります。
例えば、
健康の為に運動をしようとジムに行き始めたが、そこで筋トレにハマり何キロあげることが目的となった、もしくは何かの大会に出ることが目的となったなど
こんなケースでしょうか?他にもまだあると思いますが、こんな感じのように考えます。
では話を戻して何が正しい方法なのかという事ですが、
大前提としては、
目的があり手段がある
これは変わりませんが、
手段で行っていたことが目的となるケースもある
もあるということです。
そうなると、目的がいつの間にかすり替わっているので手段が変わってきます。そうなると、方法が変わります。
先ほどの例えで言うと、健康のための運動であれば、最初に案内された使い方でも問題ありませんが、何キロあげたい、何かの大会に出るとなると、その方法が合わなくなる場合もあります。
競技となるので、その競技のルール内での身体の使い方となります。一般の安全な使い方とはまた異なってきます。
SNSなどで色々な情報が得られると思いますが、なんの目的のための手段なのかと言うところを、しっかりと把握しなくてはいけませんね。
情報を配信している人の背景を想像することからも、何を意図しているのかも見えてくるものです。
榊原裕希