ランニングマシンで手を離して歩けるようになりました。
おはようございます。
先月よりパーソナルトレニングを受けて頂いている70代の方から、ランニングマシンで手を離して歩けるようになったとご報告を受けました。山登りをまたしたいとおっしゃっておりましたので、またできるようになって頂きたいです。
膝と腰が悪くて断念・・・
先月からパーソナルトレーニングを受けて頂いており、膝と腰の不調を改善したいとの事でした。昔はよく山登りに行っていたそうで、また登りたいともおっしゃっていました。ご自身に、もう登れないと言うことを自分に言い聞かせながら、日々過ごしていたそうなのですが、パーソナルトレーニングを受けて頂いてから、膝の調子が良くなってきたそうで、ランニングマシンで歩いていた際も、手を離せそうと思って手を離したら歩けたと報告を頂きました。
トレーニングでは、膝の動きの改善を促すように動かして頂き、歩く際の癖を改善させて頂きました。不調がある膝の周辺には変な張りがあり、ご自身でも良くマッサージをしているとの事でしたが、数回トレーニングを受けて頂いたら、膝周囲の張りは取れて楽になったとご報告を頂きました。
腰については、まだ時々違和感があるとの事でしたので、そちらも徐々に改善していければと思います。
膝の不調の原因?
膝の不調の原因はたくさんありますが、多い原因の一つが脛の回旋動作がうまくできなくなっている事も要因の1つだと考えます。スクリューホームムーブメントと言い、膝を曲げた状態から伸ばす際に、10度脛の骨が外旋すると言うものです。
膝に不調を抱えている方は、この動きが上手くできなくなっている方が多くいます。そう言った方には、まずこの正しい動きを覚えて頂くことから始めていきます。ポイントとしては、無理のない範囲でこの動きを意識して頂き、動きを正して頂きます。動作としては難しくないのですが、今まで正しくない方向に動かしていた分、ぎこちない動きとなってしまいます。徐々に行っていくと、無駄な力が抜けてスムースな動きとなってきます。そうなると立った際の感覚もだいぶ変わってきて、スッとしたイメージで立つことができます。立つことができれば、次は歩くことに入っていきます。実際に歩いて頂き、歩く際の不自然さ改善して頂きます。特に気をつけたいのは、踵からの着地を意識してしまい、ご自身でブレーキをかけ過ぎてしまっている事もあるので、その改善もしていきます。
痛みや不調となると、その部位のリコンディションが必要となりますが、日常生活の動きの改善も同時に行う必要があるように感じます。
特に日常生活中で
立つ・歩く
は動きの基本だと感じております。
榊原裕希